今朝の朝日新聞に、センター試験の後継の大学入試共通テストの英語について書かれていました。試験は民間のテストに任せるとのこと。その中で、GTEC(ジーテック)という試験が載っていました。
英検やTOEICは聞いたことがあったのですが、GTECはお恥ずかしながら知りませんでした。
そこで一体どんな試験なのか調べてみました。
あの大手の会社が関わっていました!
目次
GTECとは何?どんなテストなの?
GTECを取り入れている大学
GTECと英検、TOEICの何点がどのレベルなの?
まとめ
GTECとは何?どんなテストなの?
GTECとは、スコア型英語4技能検定で、「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能をスコアの絶対評価で測定できる試験です。
GTECは四種類あり、小学生から大人まで受けることができます。
大学入試で使用できるのは、「GTEC」と「GTEC CBT」です。
学習指導要項に沿っていて、高校3年の4月から12月までに2回受けられます。
最大の特徴は個人別成績表(スコアレポート)。生徒のライティングの採点は海外で行い、採点者から英語のコメントがついてくるそうです。これはやる気がでそうですね。
受験料は個人で12,960円、企業や団体で9,720円です。
試験は2003年から開始、
GTECはベネッセコーポレーションの試験です。
何となく英検と似ています。ただ、〇級合格と出るだけではなく、海外で採点、どこが苦手なのか、これからの勉強する点などを細かく指摘してくれるのは、若干英検とは違うのではないでしょうか。
ただ、受験料がぜんぜん違いますね。
英検は準二級5,200円、二級5,800円、準一級6,900円
なのに対してGTECは12,960円。
まあ、いろいろとアフターケアがスゴイので、これくらいの金額になるのでしょうか。
ベネッセコーポレーションだからしょうがないのかなぁ・・・
GTECを取り入れている大学
GTECは既に大学受験で使えるそうです。
優遇措置ありやGTEC○○点以上を出願基準にする、などいろいろ条件はありますが、有名な大学も取り入れています。
大学名
筑波大学 大阪大学 九州大学 茨城大学 千葉大学 お茶の水大学 早稲田大学
ざっと確認しただけでもこれだけの大学で使えます。
ベネッセすごい。
GTECと英検、TOEICの何点がどのレベルなの?
何点がどのレベルかというのはCEFR(セファール)という語学の世界基準でわかります。
ヨーロッパ言語共通参照枠と訳され、欧州評議会が定めた語学力を測るものさしです。
段階はA1、A2、B1、B2、C1、C2と6段階に分かれており、A1は初心者レベル、C2はほぼネイティブレベル、となっています。
A1 初心者
英検3~5級 GTEC689点以下
A2 初級(慣れ親しんだ内容であれば、直接的なやり取りができる)
英検準2級 GTEC690~959点
B1 中級(その言語が使われている国に旅行をして、起こる事態にほぼ対応できる)
英検2級 GTEC960~1189点
B2 中級の上(ネイティブスピーカーと、ある程度流暢にストレスなく普通の会話ができる)
英検準1級 GTEC1190~1280点
C1 上級(言葉や表現に悩まずに自身の考えを流暢によどみなく伝えることができる)
英検1級 GTECなし(GTEC CBTなら1300~1470点)
C2 上級の上(ほぼネイティブ)
英検なし GTECなし
C2になると違う試験になります。
英検1級でもC2にはなれないのですね。
まとめ
GTECは、ベネッセが提供する英検のような試験でした。特徴は英検よりアフターケアが丁寧、ただ、値段は高いという試験です。
いろいろ変わる年は大変ですよね。うちの子も大いに関係あるので、しっかり情報収集をさせて大学受験をしてもらいたいものです。