カズオイシグロさんがノーベル賞を受賞!代表作の内容や書評(評価)は?

カズオ・イシグロさんの本の書評(評価)は?

「日の名残り」ですが、書評というちゃんとしたものは見つかりませんでした。ただ、本の感想がいろいろあったので紹介します。

細部に至るまで巧みに構成され、悲しみや優しさ、美しさやユーモアといった様々な人間的要素を一連の流れの中で表現することに成功した本書は、正しく傑作の名にふさわしい。

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素晴らしい小説。執事の役目とは?から始まり人の品格を問う名作です。
臣下の在り方として重なるのは、春秋時代の斉、暗君景公が最も近づけている佞臣に「お前だけが私と和するなあ」と言います。すると名宰相晏嬰が「彼は和するのではなく、君と同しているだけです。君が暑いといえば暑いといい、黒といえば黒というのです。君子、臣下、はすべからく和して同ぜずべきなのです」
いかに和する事が至難の業か、この小説を読めばわかります。

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派手さはないが、とても素敵な作品のようです。

「忘れらてた巨人」は書評が結構ありました。

まずアメリカの雑誌「ザ・ニューヨーカー」は、

小説の設定が「弱く、不思議に程遠く、一般的で、迫力に欠け」、比喩もあまりに「文学趣味で、まれで、読者には興味が薄いマジックに過ぎなくなっている。」

出典:Wikipedia

あまりいい評価ではないですね。

産経新聞では、石井千湖さんが、

「どんな国の歴史にも、光り輝く思い出と一緒に〈忘れられた巨人〉が埋まっている。日本も含めて世界各地で、いま巨人が動き出しているのではないか。現実と重ねずにはいられない生々しさがある。」

出典:Wikipedia

と評価しています。

そして、週刊文集の書評では、小野正嗣さんが

「甘美なものとは限らぬ過去の記憶にどう向き合うべきなのか? 現在の日本に生きる我々にとっても決して他人事ではない切実な問いが投げかけられている。」

出典:Wikipedia

と評価しています。

荒々しくなく、静かな言葉で、問題を投げかけている作品ということなのでしょうか。

ちょっと興味がわいてきます。

まとめ

イシグロ・カズオさん、本当におめでとうございます!ちょっと難しい文章かもしれませんが、ノーベル賞の本なのでがんばって読んでみようという気になりました。

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